ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、10、10) |
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縦横・2.4×2.4cm 『孟子』盡心上の一句を、古璽文で刻した「仰不愧天」(仰 ぎては天に愧ぢず)である。氣持や行動に全く疚しさが無 い事である。盡心上には、「仰ぎては天に愧ぢず、俯して は人に怍ぢず」と有る。己の半生を顧みるに、氣持だけ は「天に愧ぢず人に怍ぢず」と思って居るが、實際行動に 關しては、それこそ「天に愧ぢ人に怍ぢ」、家に帰れば「妻 に慚ぢ娘に恥づ」の繰り返しであった様に思われる。 |