ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、10、17) |
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縦横・3.3×2.4cm 『書經』旅獒の一句を、印篆で刻した「九仞功虧一簣」(九 仞の功も一簣に虧く)である。最後の努力や詰めを欠いた り誤ったりすると、どれまでの努力が無駄になり、全てが 駄目になってしまう事である。旅獒には、「山を爲る九仞、 功一簣に虧く」と有る。何事も成就しようと思えば、最後の 一手、最後の一歩、最後の一掻きが重要なのである。最 後の詰めを誤り失敗した事は、山の様に有る。反省して 學習はしているのだが、時間が經つとついついもう大丈 夫と言う安堵感で、最後の努力を怠り失敗を繰り返す、學 習しても進歩の少ない己である。 |