ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、10、23)

縦横・3×2.6cm

『漢書』賈誼傳の一句を、甲骨文で刻した「帷薄不修」(帷

薄修まらず)である。男女の別も辨えず淫らな生活に耽る

事である。賈誼傳には、「汚穢淫亂、男女別亡きに坐する

者は、汚穢と曰はず、帷薄修まらずと曰ふ」と有る。不倫

・浮気などは、「帷薄修まらず」の一斑であろうが、政治の

世界から習い事の世界、果ては教育現場に於いてさえも

、「帷薄修まらざる」話を多々仄聞する様になった、此も

時代や価値観の變化であろう。などとしたり顔で言っては

いるが、己に「帷薄修まらず」の願望が無かったのかと言

えば、心底には有ったがただ相手が居なかっただけであ

る。笑う可し、笑う可し。


[ギャラリー一覧へ戻る]