ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、11、13)

縦横・3.8×2.6cm

『論語』衛靈公篇の一句を、金文で刻した「無遠慮有近憂

」(遠慮無ければ近憂有り」である。先々の事を熟慮しな

いと、足下から禍が生じると言う事である。衛靈公篇には

、「人は遠慮無ければ必ず近憂有り」と有る。遠慮の重要

性は十分に理解していても、ついつい目先の事に從って

しまうのが、人の性である。己も遠慮を忘れて「あ、失敗

した」と思う事が多々有った。


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