ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、11、15) |
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縦横・3.8×2.6cm 『孟子』滕文公下の一句を、金文で刻した「枉尺直尋」(尺 を枉げ尋を直くす)である。「尋」とは「八尺」の事で、大き な利益を得る爲に小さな犠牲を払う事の例えである。小異 を置きて大道に就くと言う事も有るが、其れも時と場合で、 例え何を言われようとも孤立無援となろうとも、決して枉げ てはならぬ尺も有るのである。「一刀斷情一義孑歩」と言う 事も無い譯では無い。 |