ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、11、27) |
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縦横・3.5×2.5cm 『易經』雜卦傳の一句を、金文で刻した「革去故鼎取新」( 革は故を去り鼎は新を取る)である。古い事を改め新しい 事に代える事であり、「革鼎」とか「革新」とかの本となった 言葉である。亦た「革」の卦の上六には、「君子は豹變し 小人は面を改む」と有り、「鼎」の卦の象には、「玉鉉上に 在り、剛柔節す」とも有る。令和・平成と二回の革鼎抜錨 を經験したが、其の度毎に何か世情が混沌としている様 に感じるのは、昭和の老人の僻みであろうか。 |