ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2026、3、11)

縦横・・2.4×2.4cm

『春秋公羊傳』昭公二十年の一語と『荀子』修身篇の一

語とを繋いで、古璽文で刻した「善善悪悪是是非非」(善

を善とし悪を悪とし是を是とし非を非とす)で、善悪是非

を明白に見分ける事である。昭公二十年には、「悪を悪

とし其の身に止め、善を善とし子孫に及ぼす」と有り、修

身篇には、「是を是とし非を非とす、之を智と謂ふ」と有る

。己は凡人故に善悪是非を明白にする事が中々出來ず

、常に逡巡して「善悪の間、是非の間」にうろうろするの

が常である。


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