ギャラリー解説
書画
陽洲稲本治太郎、行書十二字(近代、AD1864〜1947) |
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紙本肉筆・・縦128.5cm、横51.5cm 「文章經國之大業、不朽之盛事」なる言葉で、魏の曹 丕の『典論』の一節である。「陽洲稲本治」の下に、陰 刻回印「稲治卿印」と陽刻「陽洲」の落款が押されてい る。稲本陽洲は岡山の人で、名は治太郎、字は治卿、 号を陽洲と称し、長年教壇に在って書道教育に尽力、 書家であると同時に漢詩の大家として名を知られ、一 時関西に陽洲有りとまで称された漢詩人で、門弟に因 り『陽洲詩抄』三巻が作られている。 |