ギャラリー解説

書画

牧山佐藤楚材、行草書文(江戸時代、AD1801〜1891)

紙本肉筆・・縦112cm、横61cm

「八十有六牧山」の下に、陰刻「佐藤楚材」と陽刻「字

曰晉用」の落款が押されている。佐藤牧山は尾張の人

で、名は楚材、字は晉用、号を牧山・雪齋などと称し、

初め鷲津松陰や河村乾堂らに漢学を学び、その後江

戸に出て昌平黌に入り、古賀トウ庵・依田匠里に師事

し、更に松崎慊堂や東条一堂らにも学び、尾張藩に仕

えて儒臣となり、弘道館総裁や明倫堂教授になった儒

者で、維新後は巌谷一六宅で周易・老荘を講じ、伊藤

博文の師にもなっている。


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