ギャラリー解説

書画

白溪諸岳奕堂、行書五絶(幕末維新、AD1815〜1879)

紙本肉筆・・縦135cm、横34cm

「癸丑(嘉永六年・1853)初夏 白溪書」の下に、陰刻

「三界無頼」と陽刻「銑重道者」の落款が押されている

。諸岳白溪は名古屋の人で、九歳で聖応寺の雪堂暁

林に就いて得度し、その後香積寺風外本高の下で大

悟して印可を受け、山科の大空寺・前橋の龍雲寺・金

澤の天徳院などを歴住し、明治初期に永平寺・総持寺

両本山の争いを終結させ、総持寺独住第一世となり、

弘濟慈徳禅師と賜号された、曹洞宗の名僧で、三界

無頼・無以子・白溪などと号しているが、良く使われて

いるのは、三界無頼と白溪である。


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