ギャラリー解説

書画

旭宇新岡久頼、行書五字(幕末維新、AD1835〜1904)

絹本肉筆・・縦107cm、横33cm

「旭翁」の下に、陽刻の「大海道人」と陰刻「一字尚雄」

の落款が押されている。新岡旭宇は弘前の人で、名

久は頼、字は尚雄、号を旭宇・大海・静齋・玉翁・天爵

居士などと称し、代々の弘前藩士である書家新岡九郎

兵衛の子で、藩校稽古館で蘭学を修め、上田流書家

工藤彦四郎に書法を学び、弘化四年(1847)に江戸

に出て、寛永寺春性院に寄宿し、衆僧に書を教授した

儒者で、維新後は清國を漫遊して明治十七年に帰国

し、東京下谷の根岸に居住している。


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