ギャラリー解説
書画
櫻洲中井弘、楷行書七絶(幕末維新、AD1838〜1890) |
|
|
|
絖本肉筆・・縦134cm、横27.5cm 「櫻洲山人」の下に、陰刻「中井弘印」と陽刻「櫻洲」の 落款が押されている。中井櫻洲は薩摩の人で、名は 弘、号を櫻洲と称し、初めは藩校造士館で学んで和漢 の学を修めるが、十八歳で脱藩して国事に奔走し、維 新後は滋賀県知事・京都府知事・元老院議官などを歴 任した政治家で、格調を旨とした詩文を善くし、その交 友も広く伊藤博文・井上馨・後藤象二郎らとは、三十年 来の莫逆の交わりを結んでいる。 |