ギャラリー解説

書画

蘭疇松本順、行書五絶(幕末維新、AD1832〜1907)

紙本肉筆・・縦109cm、横43cm

「甲子(元治元年・1864)新正蘭疇」の下に、陰刻

「林泉風月是??」と「源茂字良順」の落款が押され

ている。松本蘭疇は佐倉の人で、名は順、字は良順

、号を蘭疇と称し、長崎でオランダ軍医から蘭学・

医学を学び、将軍侍医を務めた幕臣で、新撰組を

後援し、戊辰戦争では奥羽列藩同盟の軍医となり、

維新後は一時投獄されるが、許されて新政府の大

日本帝国陸軍初代軍医総監となった医者で、父は

順天堂を興した佐倉藩藩医佐藤泰然である。


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