ギャラリー解説

書画

三島篠崎應道、行草書五律(江戸時代、AD1737〜1813)

紙本肉筆・・縦129.8cm、横26.7cm

「浪華篠應道拝」の下に、陰刻「江山清趣」の落款が押さ

れている。志田某の帰郷に当たり作られた五言律詩であ

る。篠崎三島は大阪の人で、名は應道、字は安道、号を

三島・郁洲などと称し、家業を継いで商いに従事するが、

同時に菅谷甘谷に従って徂徠学を修め、四十歳以後儒

を業として子弟の教育に専念した儒者で、篠崎小竹の養

父で、尾藤二洲や頼春水らと交わり、詩を善くして混沌

社の一員としても活躍している。


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