ギャラリー解説

書画

容齋菊池武保 、和文(江戸時代、AD1788〜1878)

紙本肉筆・・縦31cm、横52cm

「九十翁容齋」の横に、陽刻象形印の「容齋」と陰刻「武保」の落

款が押され、関防印は陽刻の「賜日本畫士」である。菊池容齋

は江戸の人で、名は武保、号を容齋と称し、幕臣河原武吉の子

であるが、同じ幕臣与力菊池武長の養子となり、十八歳で西の

丸御徒役となるが、三十八歳で職を辞し画業に専念する。国学

と有識故実に明るく、歴史人物画を得意とした画家で、明治八

年(1875)に天皇から「日本畫士」の称号を賜っている。


[ギャラリー一覧へ戻る]