ギャラリー解説

書画

純齋市川業廣、楷書細字文(江戸時代、AD1788〜1845)

紙本肉筆・・縦134cm、横55cm

『礼記』中庸篇の全文が端正な楷書で書かれた後の、「

文政甲申(七年・1824)七月純齋市川業廣謹書」の下

に、陰刻「業廣」と陽刻「子勤」の落款が押されている。市

川純斎は近江の人で、名は業広、字は子勤、号を純斎と

称し、諸国を遊学して儒学を学び、三井寺の領地管理を

行いながら、講説に従事した儒者である。


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