ギャラリー解説

書画

周魚大口鯛二、和歌(近代、AD1864〜1920)

紙本肉筆・・縦126cm、横31.5cm

「旅師」の下に、陰刻「偏照後裔」と陽刻「良

岑周魚」の落款が押されている。大口周魚は

愛知の人で、名は鯛二・直良、号を周魚・旅

師・良岑・多比之・白樫舎などと称し、高崎正

風に師事した歌人で、御所御歌所寄人を務

め、古筆の研究と蒐集に努め、西本願寺本

三十六人集の発見者となった古筆研究家で

あるが、同時に仮名の阪正臣や田中親美ら

と親しく、その仮名は側筆を使った独自なも

ので、門下に尾上柴舟がいる。


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