ギャラリー解説

書画

中齋大鹽後素 、行草書七律(江戸時代、AD1793〜1837)

紙本肉筆・・縦135cm、横35cm

「後素」の下に、陰刻「源後素」と「洗心洞山房」の落款が

押されている。大鹽中齋は大阪の人で、名は正高・後素、

字は子起、号を中齋・連齋・中軒などと称し、家を代々大

阪町奉行所の与力であるが、初め鈴木恕平に学んだ後、

王陽明の人となりを慕ってその学を研鑽し、業余に家塾

洗心洞を開いて講説し、天保八年の飢饉に当たり貧民を

済うべく挙兵するも、失敗して自殺した陽明学者である。


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