ギャラリー解説

書画

傳・友樵海北將曹、關羽圖(幕末維新、AD1817〜1868)

絹本肉筆・・縦102cm、横47cm

「友樵」の下に、陽刻「??」の落款が押されている。海

北友樵は京の人で、名は將曹、字は如聞、号を友樵・

柳塢・柳聞などと称した画家である。後ろに青龍刀を持

った周倉と、右に書物を持った關平とを従えた關羽の

像が描かれているが、如何せん關平が持っている書物

(版本)は当時(卷子本)存在せず、後世の形態である。

尚、本品は「伝」であるため、所謂「海北友樵」なのか、

或いは「友樵」と号した別の人物なのか、敢て追求せぬ

が花と言うもので、何れにしても、時代は幕末頃であり

ましょう。


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