ギャラリー解説
書画
釋大典顕常、隷書六字(江戸時代、AD1719〜1801) |
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紙本肉筆・・縦28cm、横50cm 「蕉中叟題」の左に、陰刻「竺常大典」と陽刻「顕常之印」の落款が押されてい る。釋大典顕常は近江の人で、俗姓今堀氏、法名は顕常、字は梅荘、一名淡 海竺常、道号を大典、雅号を蕉中・東湖・小雲楼・北禅書院などと称し、初め黄 檗山に入って修行した禅僧で、漢学を宇野明霞に、漢詩を釈大潮に学び、後 に臨済宗相国寺の第百十三世となった人で、京都禅林中最高の詩僧と称され ている。「中区に佇ちて以て玄覧す」とは、陸機の「文賦」の一節である。 |