ギャラリー解説
書画
鐵心小原忠寛、行草書七言古詩(幕末維新、AD1817〜1872) |
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紙本肉筆・・縦107cm、横57.7cm 「寛」の下に、陽刻楕円印「鐵心」の落款が押されている。小 原鐵心は美濃の人で、名は忠寛、字は栗卿、号を鐵心・是水 ・酔逸などと称し、津藩儒齋藤拙堂の門に入って漢学を修め、 梁川星巌・佐久間象山・藤森弘庵らと交遊し、詩文を善くした 儒者であるが、同時に大垣藩城代として藩主三代に歴任し、 督学として藩の文教政策に尽力し、更に幕末の藩政改革にも 努めた人である。本品は、俗に「散らし」と称する一種の行草 体で書かれた、18句126字の七言古詩である。 |