ギャラリー解説
書画
袖蘭吉田佐登、行草書五絶(江戸時代、AD1796〜1866) |
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紙本肉筆・・縦123cm、横27cm 「癸酉(文化十年・1813)暮春 佐登女書」の下に、陰刻 「吉田氏印」と「袖蘭」の落款が押されている。吉田袖蘭 は京の人で、名は佐登、字は成文、号を袖蘭と称した女 流書家である。医師吉田南涯の娘で、画家大倉笠山に 嫁ぎ、琴や書画を善くし、画を中林竹洞に、詩文を頼山 陽に学び、大田錦城や藤井竹外らと交遊を結んでいる。 文化十年版と文政五年版の『平安人物志』の女流書家 の項に、それぞれ「吉田氏の女、佐登女」の記載が有る。 |