ギャラリー解説

書画

九江菊池起、行草書七律(近代、AD1838〜1900)

紙本肉筆・・縦149.5cm、横40cm

「草莽之臣菊池起」の下に、陰刻「臣起之章」と陽

刻「字孔武」の落款が押されている。菊池九江は

盛岡の人で、名は起・貞蔵、字は孔武、号を九江

・九皇などと称し、詩文・書画を良くした盛岡藩士

で、維新後は内務省に出仕し、次いで新聞界に

転じて開知新聞社長を務め、後に朝陽新報社を

創立した人である。現在函館美術館には、道南を

訪れた時の詩「江差八勝」なる漢詩書が、所蔵さ

れている。


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