ギャラリー解説

書画

東蕪多田好問、松圖併行書七絶讃(近代、AD1845〜1918)

絹本肉筆・・縦114cm、横35cm

「東蕪居士好問題」の下に、陰刻「名?好問」と陽刻「水流

心不競雲杜章倶遅」の落款が押されている。多田東蕪は京

の人で、本姓は和気氏、名は好問、字は祐補、号を東蕪と

称し、有職故実に詳しく、岩倉具視の秘書から内閣書記官

・記録課長を務めて皇室行事の典例調査に従事し、更に宮

内省御用掛を務め、正四位勲三等に除せられた官僚で、

『岩倉公實記』の編者で詩歌を善くした人である。


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