ギャラリー解説

書画

梅軒菊池遷、行書文(江戸時代、AD1750〜1850)

絹本肉筆・・縦108cm、横31cm

「梅軒池遷」の下に、陰刻「藤遷印信」と陽刻「敬

?」の落款が押されている。菊池梅軒は紀州の人

で、名は遷・善、字は遷甫・善甫、号を梅軒と称し

、生卒年代は不明であるが、和歌山藩の文学を

務めた儒者菊池西皐(1769〜1813)の子で、

菊池三溪(1819〜1891)の父であれば、170

0年代末の生まれである事は明白である。和歌山

藩の藩儒となった儒者で、寛政九年刊『東皐琴譜

』や嘉永四年刊『済勝余興』等の、著作が有る。


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