ギャラリー解説

書画

傳・牡丹花釋肖柏、和歌(室町・戰國時代、AD1443〜1527)

紙本肉筆・・縦28cm、横32cm

「牡丹花」の署名が有る。肖柏牡丹花は京の人で、号を夢庵・牡丹花・弄花軒などと称

し、源通親の末裔である准大臣中院通淳の子で内大臣中院通秀の弟である。隠遁風

流の性癖から二十歳前後に、建仁寺の正宗龍統の門に入って出家し、連歌師宗祇や

一条兼良らに師事して、国学・和歌を学んだ連歌師で、摂津の爲奈郷に庵(夢庵)を結

んで、風流の生活を送っている。尚、牡丹花の号は七十歳以後に使用されている。本

品は、あくまで「傳」である。


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