ギャラリー解説

書画

栗園中村和、行草書七絶(幕末維新、AD1806〜1881)

紙本肉筆・・縦136cm、横66.3cm

「七十四翁栗園和拝書」の下に、陰刻「邨和之印」と陽

刻「字子臧」の落款が押されている。中村栗園は豊前

の人で、名は和、字は子臧、号を栗園・半仙子などと

称し、本姓は片山氏であるが、水口藩儒中村篠山の

養子となって中村姓を名乗っている。初め帆足万里に

学び、次いで亀井昭陽の門に入り、更に京に出て篠崎

小竹や齋藤拙堂らと交わり、水口藩の儒臣として藩校

で教授した儒者である。


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