ギャラリー解説

書画

如電大槻清修、和文尺牘(近代、AD1845〜1931)

紙本肉筆・・手紙縦23.5cm、横13.7cm・文章縦23cm、横31.7cm

明治を代表する和様書作家翠雲多田親愛の問いに対し、『本朝文粋』巻七の

一節を筆写して答えた手紙である。大槻如電は江戸の人で、名は清修、字は

念卿、号を如電と称し、仙台藩儒大槻磐溪の子で、国語学者として『大言海』を

編集した大槻文彦の兄である。幼くして漢学・国学を修め、明治八年に弟文彦

に家督を譲って隠居し、学問三昧の生活を送り、非常な博学家として知られ、

日本音楽にも造詣の深い学者である。


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