ギャラリー解説

書画

木庵那波守之、楷書文(江戸時代、AD1614〜1683)

紙本肉筆・・縦22.8cm、横33.1cm

「元成書」の下に、陰刻「那波元成」の落款が押されている。那波木庵

は姫路の人で、名は守之、字は元成、号を木庵・老圃堂などと称し、藤

原惺窩門の四天王の一人である、那波活所の長男である。十七歳の

時に江戸に出て林羅山に師事し、学業が成ると紀州藩に仕えて二代藩

主光貞に侍講し、晩年は京で子弟の教育に従事した儒者である。


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