ギャラリー解説
書画
傳・圓月烏丸光廣、行書十四字(江戸時代、AD1579〜1633) |
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紙本肉筆・・縦34cm、横45.5cm 「光廣」の署名が有る。烏丸圓月は京の人で、名は光廣、号を圓月・烏 有子などと称し、権大納言の地位に在った江戸初期の公卿で、和歌・ 連歌・俳諧・狂歌・漢詩文・仮名草子・紀行文・随筆・茶道等々多芸多才 を極め、特に幼時より学んだ書は有名であるが、その書体も多種多様 であり、当時を代表する一種のマルチタレントである。本品は、所謂「傳 」である。署名の「光廣」の字が明らかに異なれば、単なる写しに過ぎな い。尚、書かれている言葉は『和漢朗詠集』410番「晴」の言葉である。 |