ギャラリー解説

書画

茶溪古賀増、草書五絶(幕末維新、AD1816〜1884)

紙本肉筆・・縦109cm、横54cm

「茶溪」の下に、陽刻回印の「卯金刀商」と陰刻「腐

儒謹堂」の落款が押されている。古賀茶溪は肥前の

人で、名は増・商、字は如川、号を茶溪・謹堂などと

称し、代々劉氏を名乗り、古賀トウ庵の子(古賀精

里の孫)で、家学を承けて昌平黌の儒官となり、同

時に洋学も学び、洋学所の設立に伴い頭取となっ

た儒者で、アメリカのペリー来航に当たって、安積艮

齋や川路聖謨らと答書を起草し、折衝の任に当たっ

ている。


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