ギャラリー解説

書画

梧竹中林隆経、行草書八字(幕末維新、AD1827〜1913)

紙本肉筆・・縦135.5cm、横20.8cm

判読に苦しむが「宿孫一車展新詩朝」と書かれているよ

うで、「梧竹」の下に、陰刻「八十二叟」の落款が押されて

いる。中林梧竹は佐賀の人で、名は隆経、字は子達、号

を梧竹・剣書閣主人などと称し、幼少より書の神童と称さ

れ、十四歳で江戸に出て幕府祐筆の儒者男谷燕齋に師

の礼を採り、市河米庵らに学び、その後二度に渉る中国

留学を経て、篆・隷・楷・行・草の全てを善くして、書の造

形性を追求した明治書壇の一大巨星である。


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