ギャラリー解説

書画

鹽巌橋本晶、行書五絶(幕末維新、AD1816〜1882)

紙本肉筆・・縦66.7cm、横21.2cm

「塩巌」の下に、陰刻「橋本晶印」と陽刻「三白氏」の

落款が押されている。橋本鹽巌は豊前の人で、本

姓は手島氏、名は晶、字は三白、号を塩巌と称し、

福沢諭吉の叔父に当たり、初め兄の中津藩儒手島

物斎や山川東林に学び、次いで熊本藩校時習館に

学び、中津藩校進修舘教授を務め、また兄物斎の

家塾誠求堂で漢学を講じ、中津の南画家菅沼松軒

らと度々詩会を開いている儒者である。


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