ギャラリー解説

書画

鷹之河野隆氏、長茄子圖併隷書四字・行書十二字讃(現代)

紙本肉筆・・縦26cm、横35cm

河野隆氏が中国杭州を旅された時のもので、畫と書と印が一体となった文人世界の作

品である。畫は紙幅のやや左より中央に茄子二本、書は右上に「杭州所見/辛巳一月

中瀚/遊于西子湖上/鷹之戯墨」と書され、その端に「隆」の陰刻方印と「子高」の陽刻

方印、更に紙幅の左下に「印餘」の陽刻長方印の三印が押されている。一瞬の技と冴

え有る筆遣いが、素朴にして且つ端正な玲瓏たる涼味の世界を作り上げている。


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