ギャラリー解説
書画
葎生物集高世、和歌(幕末維新、AD1817〜1883) |
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紙本肉筆・・縦32cm、横49.6cm 「高世」の署名が有る。物集葎生は豊後の人で、名は高世・正策・正孝・真風、 号を葎生・葎屋などと称し、漢学を杵築藩儒の元田竹溪に学び、神典・歌学を 定村直孝・平田鉄胤に学び、藩命に因り国学教授となり、その後若宮八幡神 社の宮司などを務めた国学者で、東大教授であった物集高見の父である。本 品は、「春日野」・「飛火野」・「若菜」等の言葉が見られれば、恐らく『古今和歌 集』の卷一春歌上読人しらずの歌を、もじった歌であろうと思われる。 |