ギャラリー解説

書画

五峰高林寛 、草書十四字(近代、AD1861〜1935)

絹本肉筆・・縦113cm、横35cm

「五峰寛書」の下に、陰刻「信罔長壽」と陽刻「五峰

書」の落款が押されている。高林五峰は東京の人

で、名は寛、字は子栗、号を五峰と称し、幕末の

書家高林二峰の子で、四歳より父の教えを受け、

経史を佐藤立軒に、漢文を蒲生星海に、漢詩を植

村蘆洲に学び、書は初め家学の二峰流であった

が、各流派や中国書を研究し独自の書風を打ち

立て、泰東書道院総務などを務めて、書道界発展

に尽力した書家である。本品には、五峰の高弟加

藤玉淵(名は豊寿)の箱書きが付いている。


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