ギャラリー解説
書画
櫟山倉本雄三、行草書五絶(幕末維新、AD1814〜1894) |
|
|
|
紙本肉筆・・縦137cm、横32cm 「櫟山?樵雄」の下に、陰刻の「倉本雄印」と「櫟山樵香」 の落款が押されている。倉本櫟山は播磨の人で、名は 雄三、字は起業、号を櫟山と称し、明治初期の兵庫県神 崎郡の郡長として、地域文化の振興を担った漢詩人の 文化人で、明治22年には『櫟山詩存』なる漢詩集が公 刊されている。日本画家藤本煙津が神崎郡の書記を拝 していた時(1886〜1888)に、文芸の友として交わっ たのが、漢学者の松岡約齋(柳田国男の父)や、時の神 崎郡長であった倉本櫟山らである。 |