ギャラリー解説

書画

常足森修來、篆書七字(江戸時代、AD1702〜1778)

紙本肉筆・・縦23.1cm、横12.5cm

「常足道人寫」の下に、陰刻「黙隠」と陽刻「佚山永

人」の落款が押されている。森常足は大阪の人で、

名は修來、字は佚山、法名は黙隠、号を常足と称し

、19歳の時に新興蒙所の門に入って書を学び、『説

文』や篆書の研究を行い、25歳の時に『古篆論語』

を幕府に献上するが、37歳で出家して長崎に遊ん

で書法を学び、後に京都誓願寺中西果林庵の住僧

となり、書画・篆刻を友とした僧で、安永四年の『平

安人物志』の書画家の項目に、その名が見える。


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