ギャラリー解説

書画

春臺太宰純、行草書五律(江戸時代、AD1680〜1747)

紙本肉筆・・縦29.5cm、横37cm

「太宰純」の下に、陰刻「太宰純印」の落款が押されている。太

宰春臺は信州飯田の人で、本姓は平手氏、姻戚太宰氏の嗣と

なり、名は純、字は徳夫、号を春臺・紫芝園などと称し、初め朱

子学を学ぶが、後に荻生徂徠の門に入り、徂徠没後はその学

の継承者として名声を得るが、詩文に関しては李・王の古文辞

を斥けている。博学で律暦・天文・音韻などにも通じた儒者であ

る。


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