ギャラリー解説

書画

春緑江川英武、行書七絶(近代、AD1853〜1933)

紙本肉筆・・縦133.5cm、横31.3cm

「春緑樵夫」の下に、陰刻「春緑樵夫」と陽刻「此

君山房」の落款が押されている。江川春緑は伊豆

の人で、名は英武、号を春緑と称し、幕末に幕臣

にして兵学者であり、且つ書画も巧みで、その門

下に佐久間象山や桂小五郎・橋本左内・大槻磐

渓・黒田清隆らを輩出した江川坦庵(1801〜18

55)の五男で、九歳で韮山代官となった幕臣であ

るが、維新後は県令となり、岩倉使節団に随行し

て米国留学し、帰国後は地域教育に尽力した人

である。


[ギャラリー一覧へ戻る]