ギャラリー解説

書画

芳宜園加藤千蔭、行草書五字(江戸時代、AD1735〜1808)

紙本肉筆・・縦108.8cm、横29.1cm

「千蔭書」の下に陰刻「千蔭」の落款が押されている。加藤

千蔭は江戸の人で、橘千蔭とも称し、名は千蔭、号を芳宜

園・耳梨山人などと称し、本姓は橘氏で、賀茂真淵に国学

・和歌を学び、幕府の町与力職を辞任後に和歌や狂歌で

活躍し、村田春海と並称された歌人で、書家としても一家

(千蔭流)を成した人である。本品は、仮名の名手として知

られた千蔭にしては、大変珍しい漢字の書である。


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