ギャラリー解説

書画

茅田阪正臣、行書七絶(近代、AD1855〜1931)

紙本肉筆・・縦145.6cm、横51.3cm

「楠公廟 霞亭宝田翁詩 茅田老民正臣書」の

下に、陰刻回印の「阪正臣印」と陰刻楕円印「

茅田」の落款が押されている。阪茅田は愛知の

人で、名は正臣、号を茅田・樅屋などと称した

歌人・書家で、高崎正風門下で書を坂広雄に、

歌を富樫広厚に学び、宮内省御歌所寄人を務

め、漢字と仮名の調和にかけては及ぶ者無し

と称された人である。本品は、軟らかい線で書

かれた珍しい漢字書である。


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