ギャラリー解説
書画
長戈申老人、行書七絶(江戸時代、AD1750〜1850) |
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紙本肉筆・・縦133.5cm、横32.6cm 軸裏には「長戈申老人書」と有るが、一体誰なのか 全く不明である。但し旧蔵者は小泉見卓である。小 泉は伊勢松坂の人で、国学者の本居宣長の家の近 くに居住し、宣長とも親交が有った御目見得医者で あるから、恐らく本品は、1700年代初期に書かれ たと推測される。評語には「米フツと謂ふ可し」と有る が、字体を見るに米フツのみならず蘇東坡の風も見 られれば、中国宋代の書を学んだ人であることが分 かる。 |