ギャラリー解説

書画

正齋柳田貞亮 、行書七字對聯(江戸時代、AD1797〜1888)

紙本肉筆・・縦133.3cm、横29.3cm

「正齋居士亮書」の下に、陽刻「玉池閑仁」と陰刻回印「柳貞

亮印」の落款が押されている。柳田正齋は佐原の人で、名

は貞亮、字は静俛、号を正齋と称し、江戸の昌平黌で漢学

を学んだ後に、独自に趙子昂や王羲之を研究して一家を成

し、また剣術に長じて千葉周作とも交わった、能書家の儒者

である。本品は、「安政庚申春二月」と有れば、1860年の

作である。因みにこの年は、3月18日より万延元年である。


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