ギャラリー解説
書画
貞齋妻鹿友樵、行書二字(幕末維新、AD1826〜1896) |
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紙本肉筆・・縦29cm、横70cm 「友樵」の横に、陽刻「友樵」と陰刻「朝陽鳴鳳」の落款が押されている。 妻鹿貞齋は大阪の人で、名はヨウ、通称は友樵、字は裕行、号を貞齋 ・三友草廬などと称し、漢学を勝瀬馬洲に学び、同時に剣・弓・拳法も 極めて父の業を継ぎ医者となるが、むしろ漢学・漢詩に秀で儒者として 名を馳せた人で、明治の南画家森琴石の漢学の師でもある。彼の漢詩 集として、『心遠詩抄』や『三友草廬詩抄』などが伝わっているが、彼の 蔵書は遺言に因り、大阪図書館に寄贈されている。 |