ギャラリー解説
書画
述齋林乘衡、行草書七律二首(江戸時代、AD1768〜1841) |
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紙本肉筆・・縦44cm、横53cm 「蕉軒衡」の横に、陰刻「公鑑」と陽刻「天瀑山人」の落款が押されている。林述 齋は美濃岩村藩主松平乘蘊の子(松平定信の孫)で、名は乘衡・衡、字は徳 詮・公鑑・叔タン、号を述齋・蕉軒・蕉隠・天瀑などと称し、初め渋井太室らに師 事した後、林信敬の養子となり林家を継ぎ、第八代大学頭となり、本来林家の 私学であった聖堂学問所を幕府直轄の昌平坂学問所(昌平黌)に改組し、寛 政の改革に尽力した儒者で、林家中興の祖と言われ、門弟に佐藤一斎や松崎 慊堂らがいる。 |