ギャラリー解説
書画
尚絅堂中西文雄、行草書文(江戸時代、AD1700〜1763) |
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絹本肉筆・・縦34cm、横65cm 「源文雄」の横に、陰刻「黄鶴樓主人」と陽刻「文雄之印」の落款が押されている。中西 尚絅堂は、丹波の人で、氏は源、俗姓は中西、法名は文雄(もんのう)、字は僧谿、号 を尚絅堂・黄鶴樓などと称し、「源文雄」とか「釈文雄」とか称されている。14歳で出家 し、京で学んだ後に江戸の伝通院で修学し、和漢の典籍を渉猟し、太宰春台に中国音 を学び、音韻学に詳しく多数の弟子を擁して、京に在住した浄土宗の僧侶にして国学 者である。尚、「源文雄」の識語が記された『新式部類抄』が、駒沢大学図書館に蔵さ れている。 |