ギャラリー解説

書画

金剛奥山毅、行書五絶(江戸時代、AD1750〜1850)

紙本肉筆・・縦127cm、横27cm

「奥山毅草」の下に、陰刻「奥山毅印」と陽刻「金剛

山人」の落款が押されている。奥山金剛は下館の人

で、名は毅、号を金剛と称し、幕末の下館藩次席家

老を務めた儒者である。俳人として有名な妻の奥山

李卿が、享和元年(1801)の生まれであれば、金

剛の生まれは1790年代と推測される。尚、明治八

年刊の田島定邦編『蚕桑余事』の中には、「抵桐生

途中」と題する金剛の七言絶句が採取されている。


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