ギャラリー解説

書画

禪長馬島玄遷、行草書十二字(江戸時代、AD1720〜1793)

紙本肉筆・・縦137cm、横53cm

「不出庵長寫」の下に、陰刻「犀川氏」と陽刻「禪長」の落款

が押されている。馬島禪長は信濃の人で、名は玄遷、号を

禪長・善長・安棲・犀川などと称し、本来は眼科医の長男で

あるが、家業を弟に譲り、書の研鑽に専念して「不出庵」と

名付けた一室に籠もり、ひたすら書の修練に努め、隷・楷・

行・草の真技を会得した大家と称された書家で、善光寺境

内には門人の建てた筆塚が有る。


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