ギャラリー解説
書画
秋邨長尾半平、行書七絶(近代、AD1865〜1936) |
|
|
|
紙本肉筆・・縦132cm、横34cm 「庚午(昭和五年・1930)春日録家祖秋水松前 遊記之一半平」の下に、陰刻「長尾半平」と陽刻 「秋邨」の落款が押されている。長尾秋邨は新潟 の人で、名は半平、号を秋邨と称し、台湾総督府 に入り、台湾で長尾奨学金を創設し、その後鉄道 省理事、東京市電気局長などを歴任し、日本国 民禁酒連盟理事長として禁酒運動に尽力し、教 文館社長・和光学園園長などを務めた実業家で、 夏目漱石の友人である。「家祖秋水」とは、幕末 の志士として知られている祖伯父の長尾秋水の ことである。 |